2019.5.11追記編集しました
アメリカ駐在員であるBonは、日本の口座に振り込まれる円貨建ての給与とアメリカの口座に振り込まれる米ドル建ての給与をおよそ4:6の比率で振り分けており、賞与はすべて日本の口座に振り込まれています。貯金目的としては、自由に入出金ができないように日本側の口座に寄せたこの配分に満足していました。
しかしそろそろお金を「貯める」から「増やす」ことを考えないとヤバい、、、駐在員でも可能な投資等について調べたはじめたところで、米国側の口座に十分な現金がないことがネックであることに気がつきました。しかし既に日本から出てしまった非居住者にとって、日本からアメリカへの送金は何かと面倒。。。そんな時に見つけたのがTransferWiseというサービスでした。
非居住者がマイナンバーなしで新規利用可能!
TransferWise自体については既にさまざまなブログで解説されています。手数料が安く振り込み手続きが早いのが特長です。
既に日本非居住者となってしまったBonにとってはいつもネックとなっていたのがマイナンバー関連書類の提出です。海外への送金や海外ATMからの引き出しが比較的容易と思われる銀行のサービスもいくつか調べましたが、新たに口座を開設するためにはマイナンバーカードが必須になっていました。しかしTransferwiseの場合、非居住者であればマイナンバーが関連書類を提出しなくても利用が可能なのです。
https://transferwise.com/ja/help/article/2735920//#/NonResident
マイナンバー関連書類のご提出について
日本での住民票を外しており、現在日本国外へ居住されているお客様で、日本に本人確認書類と一致する住居(住所確認書類が送付可能な住所)を現在でも保持されているお客様に限り、非居住者である宣言を日本円からの送金手続き中にご申告頂く事により、マイナンバー関連書類の提出を省略する事が可能な場合がございます。
ただし、マイナンバー書類は不要でも
- 日本国内の住所が記載された身分証明書のアップロード
- その住所に郵送されるアクティベーションコードの受け取り
は必要になります。たとえば実家の住所をパスポートに記載すればよいでしょう。アクティベーションコードは書留で届きます。
日本側からの送金手続きは銀行振込のみ
実際の送金手続きでは、日本の三菱東京UFJ銀行にあるTransferWiseの口座に振込を行うことになります。海外居住者の場合はオンラインバンキングで新規宛先への振込が行えることを確認しておいてください。Bonの場合、なぜかスマホのワンタイムパスワードアプリがログアウトされており、再度有効化しなければ新規宛先への振込みができない状態になっていました。しかも有効化には日本の登録電話番号での待ち受けが必要というまさに「詰み」状態。。。幸い日本に帰国をするタイミングがありましたので、その機会にパスワードアプリの有効化とTransferWiseの送金テストを実施し、今後の振込ができるようになりました。
また次のセクションで書いたとおり、Transferwiseの送金手数料は大変お得なのですが、三菱東京UFJへの振込手数料が発生しないよう、三菱東京UFJから振込ができるようにしておくのがベストだと思います。
手数料は格安
Transferwiseの最大の魅力はその手数料です。為替レートに手数料を紛れ込ませている他の両替、海外送金サービスとは違い、為替レートは明確なMid-market rateを使用しており、純粋な手数料はいくらなのかが明確です。実際に、2019年5月11日現在で送金額1万円、10万円、100万円の場合の手数料がそれぞれいくらになるか見てみましょう。
TransferwiseのWebサイト上に手数料の計算式がないか探してみたのですが見当たらなかったため、上記の手数料額から逆算して算出式を求めたところ
手数料=213+送金額の0.636%
となりました。定額部分の213円を含めた手数料は、送金額10万円に対して0.85%、送金額100万円に対して0.64%ですので、10万円以下の送金では手数料を高く感じるかもしれません。
0.6〜0.8%程度の手数料なら、アメリカに送金してAPR2.4%のCIT Bankに預ければ3、4ヶ月で回収できます。当面の間大幅な円高に振れるリスクが低いと判断できるなら、ちょっとまとまった金額を移してもいいかな、、と考えています。もちろんその判断は皆さんの自己責任でお願いします。
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